安心してくらせる安全な家づくり
耐震
耐震診断を受けてから耐震改修
備えあれば憂いなしです
阪神淡路大震災や、新潟県中越地震の凄惨な光景が、いまだに目に焼き付いている方も大勢いらっしゃると思います。建物の耐震強度は生命に直結するだけに、看過できる問題ではありません。また地震後の火災が被害を拡大する原因であることも忘れてはなりません。
我が国に暮らす限り、避けられないリスクである地震に対して、在来木造住宅を専門とするミキホームは、ツーバイフォーに優る性能を目指して、科学的地盤調査を踏まえ、基礎形状、耐震金物、構造材のメンバー、配置バランス、内装建材に留意した、丈夫で火災に強い家づくりに取り組んでいます。したがって法律上構造計算の不要な木造2階建住宅であっても(住宅の場合、地盤の地耐力はかなり甘く評価しています。)、軟弱地盤の場合は建築主様に地盤改良や構造設計のご負担をお願いすることもありますが、大きな地震の直後に建築主様から、「船が大波に揺れているような感じで恐怖は全くなかった。」と伺う度に、安堵を覚えると共に私たちの理念に一層の自信を抱く次第です。
なお耐力壁確保による外壁開口面積の制限は、トップライト等により明るく風通しの良い家づくりが可能です。リフォームを考えておられる方は、地元自治体の公的助成制度や耐震診断士紹介制度も考慮され、一度耐震診断を受けてみてはいかがでしょう。
バリアフリー
高齢者対応の家づくり
お子様からお年寄りまで安心して暮らせる家を
介護保険等の公的助成制度により、バリアフリー改修工事が身近になりましたが、何の技術的審査もなしで実施可能なため、中には良心的とは言えない業者も散見されるようです。私たちは数多くの実績に加え、常に最新の器具や材料、工法を研究しています。また既製品がどうしても実情にそぐわない場合には、特注品での対応も考慮します。
浴室の手すりは滑りにくく、目立つ色を選び、位置決めは建築主の納得いくまで。
トイレの手すりは機能重視で、しかしやりすぎると狭くなるので注意が必要。そしてリモコン洗浄は身体の不自由な方の強い味方。
この写真は開閉可能な遮断機式手すりです。人の動線が交差する場所に最適です。
少ない力で開閉できて、しかも簡単に外れないような構造でなくてはなりません。
階段ノンスリップは目立つ色で、足にやさしく滑りにくいものを選びましょう。ここでは汚れにくく滑りにくい、ポリウレタン系エラストマー製品を使用しました。
ノンスリップはつい目立たないよう、段板と同色系を選びがちですが、高齢者は視力も低下しており、段鼻が認識できないと思わぬ滑落事故に結びつきます。
段裏にフットライト(LED)を埋め込み、さらに視認性を高めました。
小さいお子様や妊婦さんへも配慮も忘れずに
クリニックリフォーム時待合室の幼児用プレイコーナー既存立ち上がりが、幼児の転倒時に危険であるとの院長先生の危惧に対処した例です。家具工事にも精通した弊社ならではの解決策であると自負しております。
トイレも和式便器を洋式に交換して、赤ちゃんのおむつ交換用の開閉式ベビーシートも設置しました。
防犯
住まいの安全保障
お年寄りや女性が安心してくらせる家を
防犯上、最も重要な点は開口部への対策です。
そして道路からの死角を減らしましょう。
・窓
- ・防犯ガラス
- ・補助錠
- ・サッシ一体型面格子
- ・雨戸、シャッター
・ドア
- ・ダブルロック
- ・主錠は防犯性能に適合するもの
- (ピッキングやサムターン回しなどに5分以上耐えられるか)
この写真の主役は、女性担当者と熱心に打合せをする親方ではなく、フェラーリレッドが眩しい、ピニンファリーナデザインのハイセキュリティ玄関ドアです(トルテローロ・アンド・レー社製)。この防火・断熱・防犯ドアはダブルスチール構造+12本のデッドボルトで外敵から家を守ります。外から丁番を外されないよう屋内側に設置してあるため、日本ではタブーの内開きが標準仕様となっており、雨仕舞いに大変気を使いました。日本でもこのような製品が必要とされる時代になったのですね。近所に声を掛けるだけで、戸締まりなんて必要なかった子供時代が懐かしいです。
・外構
- ・見通しのきくデザインにすることで死角を減らす
- ・侵入の足場とならない形状素材や高さ
- ・外から手を入れて簡単に開けられない門扉
- ・玉砂利敷き
- ・センサーライト
- ・防犯カメラ
・警備保障会社のホームセキュリティ(機械警備システム)導入
でも一番大事なのは良好な近所付き合いであることは言うまでもありません。